自分の財産を、自分が元気でなくなった後も運用して欲しい。

そのような考えを持ち、「家族信託」にたどり着いた方もいると思います。

しかし実際に「家族信託」を導入するには、どのような手順を踏めばいいのか、またどのような場面で費用がかかってくるのか等、知っておきたいことはたくさんありますよね。

家族信託導入までのイメージは以下のページにて解説していますので、よろしければご確認くださいませ。

家族信託導入までの流れ

ここでは、家族信託を導入する際にかかる費用の解説をしていきます。

家族信託のコストを考えるには、まず工程を二段階にわけます。

第一段階は「信託契約の締結までの工程」です。

家族会議を開いて本人と家族の「想い」をすり合わせ、皆が希望・納得する形を設計するという中核部分になります。

契約内容等が固まり、実際に信託契約をする際には公正証書で作成することを、お勧めしております。

この公正証書の作成にかかる費用が、第一段階での主な費用理由となるでしょう。

信託契約を公正証書にすべき理由及び、詳細につきましては以下のページで解説していますので、よろしければご確認くださいませ。

信託契約を公正証書で作成する

家族信託のコスト第二段階は「信託登記」です。

信託財産に不動産がある場合には、信託登記の費用がかかります。

第一段階及び第二段階、それぞれでかかる費用は信託財産の価格によっても変わってきます。

当事務所へご依頼いただいた場合の費用につきましては、以下のページにてご案内しておりますので、よろしければご確認くださいませ。

依頼した場合の報酬について

以上が家族信託の導入費用に関する解説になります。

家族信託の良いところは、信託実行後、家族が管理を行うため運営コストがほぼかからないということです。

まとまった初期コストを負担すれば、それ以降何十年・何世代と続く財産管理と資産承継等の仕組みを作れるので、長期的にみてコストは決して高くないと考える方が多いでしょう。